感染症に気を付けましょう --- 風疹・インフルエンザについて

 関東地方を中心に、風疹の感染者が増え続けているようです。

今年の累計患者数は10月10日までで1103人で、その多くを30~50代の男性が占めています。

30~50代の男性はワクチンの定期接種の機会がなく、風疹の免疫がない人が多いためです。

成人男性が風疹に感染しても、発熱・発疹のあと自然に治ることが多いですが、妊娠初期の女性がかかると、生まれてくる赤ちゃんに難聴・白内障・心臓病といった深刻な影響が出ることがあります。

国立感染症研究所は、免疫の有無を調べる抗体検査や、ワクチン接種を呼びかけています。

 

 そして、毎年冬季に流行するインフルエンザですが、早くも感染者が現れ、学級閉鎖にもなっているようです。

その症状は、高度の発熱、頭痛、腰痛、筋肉痛、全身倦怠感などの全身症状や、鼻汁、咽頭通、咳などの呼吸器症状があります。

予防方法としては、じゅうぶんな休養、バランスのとれた食事、外出時のマスク着用、外から帰った際の手洗い、流行前のワクチン接種などがあります。

 

 風疹は2013年に、インフルエンザは昨シーズン(2017/18シーズン)に大流行しましたが、そのようなことがないよう、日頃から気を付けたいものです。